ほんしゅ堂のブログ

東京都練馬区にある酒屋の店主ブログです。

SUNNY DAY in 青森

みなさん、こんにちは。

今週は、青森へ行ってまいりました! 岩木山の麓にある竹浪酒造店さんへの訪問です。

岩木山といえば、これまでボトムラインさんのツアーで度々訪れており、個人的に思い出深い場所です。

で、今回は、ひまり屋さんの社長に、杜氏の竹浪令晃さんをご紹介いただき、蔵見学をお願いしました。

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今回は、経費節約のため、往復バスで向かいました。

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弘前駅から竹浪酒造店さんへは電車を乗り継ぎますが、まだ雪の残る岩木山を見ながら、りんご畑の中を走る電車は、旅のムードを盛り上げてくれます。

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さて、今回訪問した竹浪酒造店さんは創業正保二年(1645年)より370年続く青森県で一番古い蔵です。

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現在の年間生産量は僅か100石。(数年前までは50石と聞いてました。)

因みに「石(こく)」というのは、日本酒ではよく使う単位で、

・一瓶 = 1.8リットル
・一斗 = 18リットル = 一升瓶10本
・一石 = 180リットル = 一升瓶100本

つまり、100石は、一升瓶換算で10,000本になります。

到着して、すぐに竹浪杜氏さんに蔵の中を案内していただきました。

しーんと静まりかえった蔵の中は、想像以上に広く、蔵の伝統を支える道具が整理整頓されて置かれていました。

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古い道具をメンテナンスしながら、大切に使っている竹浪さんの姿が、容易に想像できました。

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槽は3台あり、ひとつは長崎式?という珍しい槽でした。

豪雪地帯なので、真冬はさぞ辛いでしょう、と訊きましたら、

雪が積もってしまうと、ちょうどかまくらの中にいるような感じで、意外と寒くないのだとか。

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代表銘柄は「岩木正宗」と「七郎兵衛」です。

地元の華吹雪という酒造好適米を得意としていて、火入れは、しっかり一年寝かせてから出荷するとのことでした。

今回は蔵訪問だけで、今後、取引できたらと思っています。

竹浪さんと6月に東京での再会を約束して蔵をあとにしました。

それから、天気もよかったので弘前公園へ行ってみました。

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さすが桜の名所、平日にもかかわらず大変な賑わいでした。

夜はスノボー仲間の先輩と合流。

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久しぶりに会う先輩は、スーツにネクタイで、ビシッと決めていて、かつてのSセガールが、Gクルーニーになってました。(笑)

すっかり昔に戻って、青森の夜を堪能しました。

明日も会社なのに、遅くまで付き合ってくださり、本当にありがとうございました。

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竹浪酒造店さんのように、流行におもねらず、長い歴史、伝統を守っている蔵があります。

これからもそんな蔵を発掘し、皆様においしいお酒をお届け出来ればと思います。         
   
☆☆☆☆☆☆ おまけ ☆☆☆☆☆☆

ということで、長距離バスの旅を敢行してきました。腰が痛くなりますね。。

疲れた帰りのバスの中では、スローな感じの曲が聞きたかったので、

ジェームズ・ブラウンをセレクトしました。

え?と思われるかもしれませんが、69年にリリースしたピアノトリオをバックに

従えたアルバム「GETTING' DOWN TO IT」は、きっと目から鱗ですよ。

「SUNNY」

「I LOVE YOU FOR SENTIMENTAL REASONS」