夏休み後半は、奈良と大阪2泊3日の旅へ。
奈良の目的は、5月に鑑賞した文楽「妹背山婦女庭訓」の舞台となった三輪山(みわやま)。
その三輪山が、古事記や日本書紀に登場する、古代から続く神聖な場所。と知ったのは最近のこと。
思いがけず、文楽から古代史へと興味が繋がり、奈良へ向かいました。
1日目:法隆寺
せっかくなので周辺の観光も、超メジャーな観光スポット法隆寺。
修学旅行等で行ってる方、多いと思いますが。私は初めて。教科書で見た風景がありました。
ただ、連休中にも関わらず、観光客は少なめ。
お隣の中宮寺の菩薩半跏像を拝観して、この日の観光はおしまい。
疲れたので、宿で部屋飲みにしました。
2日目:石上神宮、大神神社
翌朝は天理駅近くの純喫茶「すぎた」で朝食。
ハシゴする予定だった「ボン」はお休みでした、残念。
伊勢神宮と並ぶ、日本最古の神宮、石上神宮(いそのかみじんぐう)へ。
創建は紀元前91年頃(崇神天皇7年)、御祭神は布都御魂大神(ふつのみたまのおおかみ)という霊剣です。
「妹背山婦女庭訓」の四段目「道行恋苧環」の舞台設定⇩となった鳥居前。
(写真:日本芸術文化振興会HPより)
ちょうど、神主さんが参拝するタイミングでした。
鶏の鳴き声は魔よけと考えられ、境内に放し飼いにされていました。
創建は不詳(有史以前)、御祭神は大物主大神(おおものぬしまのおおかみ)様です。
また、大神神社は、京都の松尾神社と並んで、古くから酒造家の信仰を集めてきました。
酒造蔵で見かける酒林(杉玉)は、ご神威が宿る神木(三輪山の杉の木)をいただいて、酒造の安全祈願する風習が由来と言われています。
また、境内には酒造り杜氏の神様、高橋活日命を祀った摂社(活日神社)があり、松尾神社と並び、全国の酒造家が参拝に訪れるとのこと。
境内を出て、ヒロインお三輪の実家のモデルとなった杉酒屋、今西酒造さんへ。
残念ながら、この日はお休みでした。
大阪編
午後は奈良から大阪へ移動。人気の家具屋、TRUCKさんのショールーム。
皮やスチールと組み合わせて、ビンテージテイストに仕上げた家具がカッコいい。
オーナーの趣味の良い、レコードコレクションをチェック。
古いブルース、カントリー、ジャズなど。
後編に続く。